1998年1月発売
エンジェル・アイズエンジェル・アイズ
ポール・デスモンドとのカルテットが人気絶頂期の作品で、意外や今回が世界初CD化。洒脱なセンスの人気歌手マット・デニスの作品ばかりを取り上げ、よく知られる7曲をカルテット特有の軽快な手さばきで編曲。カヴァーも含め売れて当然だった佳作だ。★
マイ・フェイヴァリット・シングスマイ・フェイヴァリット・シングス
作曲家をテーマにした三部作の1枚。リチャード・ロジャース集だ。素材の魅力をよりエレガントに可憐に引き立たせ、贅肉のないシンプルな演奏で表現しつくしている。時代意識をもたなくていい今のほうが彼らのよさを素直に聴けるような気がする。音が鮮明!★
テイク・ファイヴテイク・ファイヴ
86年の来日公演がビデオ化され、マクレエのライヴならではの素晴らしさを目の当たりにしたが、やはりライヴが一番、'60〜'61年ニューヨークでの録音。タイトル曲以外は総てブルーベックの作品でクラブらしいリラックスした雰囲気も伝わる。
リヴィング・アフター・ミッドナイト〜ザ・ベスト・オブ・ザ・メタル・ゴッド〜リヴィング・アフター・ミッドナイト〜ザ・ベスト・オブ・ザ・メタル・ゴッド〜
メタル・ゴッドの往年のベスト集。「ブレイキング・ザ・ロウ」や「ペインキラー」など、高音域のvoとこれでもかのツイン・リードでメタルの模範型を築いた彼らの魅力と迫力が満載。やっぱり彼らはこうでなくっちゃ。
アルーアアルーア
前作より3年ぶりとなる本作だが、方向性に変化がないため、新鮮味は皆無。しかし、穏やかさのなかに適度な哀愁が漂う曲は粒揃いだし、70年代、80年代のいいとこ取りしたアレンジも快適。ソフトでメロウな音を頑な求める姿勢やよし。
ブラームス:交響曲第2番&第3番ブラームス:交響曲第2番&第3番
再発売だが24ビットのリマスターであり、明らかに前回のプレスよりも音質は向上している。演奏はいたずらに重厚さを強調せずに、ふっくらとした響きを基調にして、ていねいに仕上げたもので、音楽がごく自然に流れる。特に(1)が名演だ。