2005年2月9日発売
ブラームス:交響曲全集 悲劇的序曲/大学祝典序曲/ハイドン変奏曲ブラームス:交響曲全集 悲劇的序曲/大学祝典序曲/ハイドン変奏曲
明るい音色や軽目の音質でスカッと決めていきたいオケ。往年のドイツの巨匠よろしく重厚かつドラマティックに、感動のゴール目指してヤマを張りまくるバレンボイム。両者のせめぎ合いは、追いつ追われつ、抜きつ抜かれつ。だからスタイルを統一すべきと考えるのならダメだけれど、この両者引き分けみたいな混沌バトル状態がいいと考えるなら、それはそれで面白い。ただしこうした演奏のためか、このオケにしては珍しく、ピッチやアンサンブルの乱れが散見される。全曲の中では第3番が最も成功しているようだ。
PIMP MASTERPIMP MASTER
二管編成のジャズ・コンボとアジテイターと名乗る非楽器奏者が一緒になった6人組。サウンドの基本にある語法はさまざまなジャズ。それらを独自のイナセな感覚を通し、下世話さ、はねっかえり感覚、娯楽感覚、チンピラ感覚などが渦巻く表現として押し出している。
BRUSHING WORKS inter play 4 Selected By Toshimi WatanabeBRUSHING WORKS inter play 4 Selected By Toshimi Watanabe
TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美が選曲した好シリーズの第四弾。リヴァーサイド、コンテンポラリー、プレスティッジ、コンコードなど名門レーベルに残された名演を新鮮な感覚でセレクト。気軽に楽しめるだけでなく、オリジナル・アルバムを購入する際のガイドとしても有用。
Early TimesEarly Times
小林武史もそうだが、こういうスタイリッシュなロック・ミュージシャンは時に生真面目な印象が残り、思わず気持ちが揺れ動くことは少ない。それでいて彼らの音楽が“感動的”なのは、フォルムの美しさが群を抜いているからだろう。それがよく分かるベスト盤。
雨あがりの夜空に 35雨あがりの夜空に 35
デビュー35周年プロジェクトの第2弾。清志郎とヒップホップのRHYMESTERの共演作。35周年なんて、アッという間だぜ! とうそぶく清志郎と、リタイア寸前の中高年なんちゅうのはゴメンだとラップとの掛け合いで展開される。いかにも清志郎と思わせる曲。