2008年1月発売
ブラームス48歳時の充実期の傑作で、第1番よりはるかに洗練度が増している。ポリーニとアバドは、さらに洗練させ、澄明で透明感あふれるブラームスを創出。隅々にまで光を当てた明るいブラームスが堪能できる。
ブラームスは、ムター18歳の時の録音。ゆったりと落ち着いたテンポに乗せて、ムターは伸び伸びと、その持てる力を十分に出している。若き俊才が集った、溌剌(はつらつ)としたベートーヴェンも秀逸。
セルシェルの2枚のビートルズ・アルバムからの抜粋盤。奇をてらわず、正攻法で、しかも清々しさを持った演奏は、2枚とも高い評価を受けている。武満徹やセルシェルらの編曲の妙も聴きどころのひとつだ。
ブラームスの最初の大作でもある作品で、ピアノ付交響曲といった趣のある一曲。ポリーニとアバドのコンビは、必要以上に重厚にならず、青春の息吹に富んだ清涼感あるブラームス像を作り上げている。
制作・出演
シカゴ交響合唱団 / シカゴ交響楽団 / ジェイムズ・レヴァイン / ジュディス・ブレーゲン / フローレンス・クイヴァー / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マーガレット・ヒリス / メンデルスゾーンベルリン・フィルの優れた機能をフルに引き出して、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムを余すところなく表出した演奏が味わえる。レヴァインならではの豊かなカンタービレが横溢した、気持ちのいいメンデルスゾーンだ。
ゼルキン2度目の録音で、すでに80歳を越した晩年の演奏だが、音楽の深度は一層深くなっている。遅めのテンポから立ち上るゼルキンの澄明な心境がひしひしと伝わってきて、ベートーヴェンの真髄が垣間見れる。
カラヤン唯一のサン=サーンスが、交響曲第3番というのもカラヤンらしいと言える。オルガンはノートルダム寺院での別録りで、録音も含めたカラヤンの絶妙なコントロールが隅々にまでいき届いた名演だ。
“ザ・シックスティーン”のメンバーでもあるソプラノのエリン・マナハン・トーマスのデビュー・アルバムには古楽の名曲が幅広く収められている。ピュアで繊細で美しいトーマスの歌唱に魅了される。A.E.管の素朴な響も彼女の声によく合っている。
“薔薇とロック”をコンセプトにした、ROSE IN MANY COLORSの2008年第1弾ミニ・アルバム。ダウンロード配信で好評を博した「Time Capsule」などが収められている。