音楽むすび | 2018年1月12日発売

2018年1月12日発売

ブラックアウトブラックアウト

ノルウェーはベルゲン発のハードロック/メロディック・メタル・バンド、オードリー・ホーンの6thアルバム『ブラックアウト』 リリース! 70年代後半から80年代前半のブリティッシュ・メタル的な匂いを放ちつつ、全編に渡ってメロディアスなヴォーカルと疾走感のある 演奏が展開する痛快作!時代を超越した古くて新しいサウンドは必聴! 1990年から1991年にかけて米国で放映され、日本でも大ブームとなったTVドラマ『ツイン・ピークス』は 2017年にも続編が放送され大きな話題となった名作だ。このドラマに登場するやんちゃなワガママな娘にして 小悪魔的美少女の名を冠したバンドといえば、オードリー・ホーンである。 彼らは2002年にノルウェーのベルゲンで結成された。ブラック・メタル・バンド ENSLAVEDのアイス・デイル、 ドゥーム・メタル・バンドSAHGのトーマス・トフトハゲンが参加しているが、彼らの音楽性はきわめてオーセンティックなハードロックだ。 2005年に4トラックEP『Confessions & Alcohol』、続けてデビュー・アルバム『No HayBanda』を発表すると、国内での好評を受けて翌年には ノルウェーのグラミー賞を受賞した。しかしバンドを取り巻く決して良いとは言えない環境のなかで、彼らは望むほど多くのライヴを 行うことは出来なかった。しかしオーディエンスの反応は常に良好で、2008年には再びノルウェーのグラミー賞において ベスト・メタル・アクト部門にもノミネートされている。初期作品はオルタナティヴ・ロック的な色合いが濃厚な作品だったが、 2010年に発売したサード・アルバム『オードリー・ホーン』では、オーセンティックなハードロックへと劇的に変化。 2013年、通算4枚目となるフル・アルバム『ヤングブラッド』を発表。ここで正式にベーシストを加入させ、本格的なツアーを開始した。 オードリー・ホーンはこれまでに5枚のアルバムをリリースし、作品を発表する毎に楽曲は洗練されてきたとの印象を受ける。 一部のメンバーはブラック・メタル、エクストリーム・メタルのバンドに参加しているが、オードリー・ホーンの音楽はそれらとはかなり かけ離れている。クラシックなロック、それは初期のキッスやヴァン・ヘイレンにも通じる、ヘヴィでありつつメロディックなロックであったり、 シン・リジィやUFOといった70年代ブリティッシュ・ロックのポップになりすぎない湿り気のある演奏、そしてブルースの要素を薄めた サウンドの感触は80年代初頭のNWOBHMをも匂わせたりする。元々、メロディのセンスが素晴らしく、英語で歌うトーシェルの メロディアスなヴォーカルが前面に出た作りになっている。どの曲にも耳に残る印象的なフックがあり、 2本のギターが奏でる泣きのメロディなどバックの演奏と絶妙なバランスで成立している。 6作目となる本作『ブラックアウト』でも時代を超越した良質のハードロック・ナンバーが満載されている。 所々、過去の名曲を思い出しては顔がニヤけてしまうところがなんともニクい。泣きのフレーズとストロングな歌唱が印象的な 「This Is War」で幕を開け、70年代アメリカン・ロック的な「Audrevolution」や「Midnight Man」、いかにもブリティッシュ・メタル的な 「California」「Naysayer」等々、ジャンルなど関係なく、良曲を耳にしたい音楽ファン必聴の作品となっている。 【メンバー】 トーシェル・ロズ(ヴォーカル) アルヴェ・イスダル(ギター) トーマス・トフトハゲン(ギター) エスペン・リーン(ベース) キュティル・グリーヴェ(ドラムス)

サイン・オブ・ザ・ドラゴンヘッドサイン・オブ・ザ・ドラゴンヘッド

ゴシック/シンフォニック・メタル・バンド、リーヴズ・アイズの7thアルバム『サイン・オブ・ザ・ドラゴンヘッド』リリース! 新たな女性シンガー、エリナ・シーララを迎え、独自のサウンドをさらに深化!新章の始まりを高らかに告げる作品だ! ゴシック/シンフォニック・メタル・バンド、リーヴズ・アイズは、2003年にノルウェー産ゴシック・メタルのパイオニア、 Theatre of Tragedyのリード・ヴォーカリストであるリヴ・クリスティンと、夫のアレクサンダー・クルルがリーダーとして在籍していた ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、ATROCITYのメンバーらによって結成された。2004年にアルバム『Lovelorn』でデビュー。 すぐに世界中のゴシック・メタル・ファンから高い評価を得ることになる。以後5枚のオリジナル・アルバムと1枚のライヴ・アルバムを発表している。 Theatre of Tragedyでヴォーカルを担当していたリヴは、リーヴズ・アイズで祖国ノルウェーの歴史や風景などをリリカルに描き、 そのサウンドにフォーク・メタル的要素を加えることになった。2005年にリリースされた2ndアルバム『VINLAND SAGA』は、ヴァイキングの航海を綴った コンセプトアルバムで、彼らの名声を高めた。長きに渡るツアーを経て、4年ぶりにリリースされた3rdアルバム『NJORD』(2009年)、『MEREDEAD』(2011年)、 『SYMPHONIES OF THE NIGHT』(2013年)とコンスタントに活動を続けてきた。大規模なフェスティヴァルにも数多く出演し、ファンを熱狂させた。 2015年には6thアルバム『KING OF KINGS』をリリースし、再び長いツアーを敢行した。 ところが、2016年のツアー中にリヴ・クリスティンが脱退してしまう。詳しい理由などは不明だが、バンドはHPにて円満な脱退であることを発表した。 その後バンドは、フィンランドのメロディック・メタル・バンド、Angel Nation(元々はenkElinationと名乗っていた)のエリナ・シーララを ヴォーカリストに迎え、再スタートを切った。エリナ・シーララはフィンランド出身でロンドン在住。2016年4月18日にジャカルタで行われた<Hammersonic festival> がリーヴズ・アイズの新メンバーとしての初ステージとなった。そして20日からサバトンと一ヶ月間に渡る北米ツアーを敢行。 5月には「Edge of Steel (2016 version)」を配信シングルとしてリリースし、10月にはCDシングル「Fires in the North」をリリースしている。 そして、満を持してのリリースとなった新生リーヴズ・アイズの7作目となるアルバム『Sign Of The Dragonhead』。ゴシック・メタルを基調に、 随所にノルウェー的フォーキーなエッセンスが散りばめられた独特のシンフォニック・メタルが彼らの持ち味であるが、本作でもその路線がさらに深く突き詰められている。 ニューシンガー、エリナ・シーララは家族や親戚のほとんどが音楽家という家庭に育ち、17歳から歌い始め、ロンドンでクラシックや他の様々なスタイルの 歌唱を勉強したという。透明感のあるソプラノ・ヴォイスでリーヴズ・アイズの叙情的世界観を見事に表現している。 ゲスト・ミュージシャンに元RAGE、現Almanacのギタリストであるヴィクター・スモールスキ、ヴァイオリン奏者のSophie Zaaijer、 ジョン・ウィリアムズが音楽を担当した『スター・ウォーズ』シリーズや『ハリーポッター』シリーズ、また『ロード・オブ・ザ・リング』三部作といった 大作への参加で知られるLondon Voicesがコーラスを担当し、サウンドにさらなる厚みを与えている。 【メンバー】 エリナ・シーララ(ヴォーカル) アレクサンダー・クルル(ヴォーカル) トーステン・バウアー(ギター/ベース) ピート・ストライト(ギター) ヨリス・ナイエンハンス(ドラムス)

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