著者 : アレグザンダー・ケント
不屈の旗艦艦長不屈の旗艦艦長
1797年春、スピットヘッド錨地とノア錨地で水兵の反乱が勃発、旗艦艦長となったボライソーも、反乱の余波に巻き込まれた。やがてそれが鎮まると、ボライソーは艦隊と共にファルマスを出帆、ジブラルタルで英国政府の高官を指揮艦に迎え入れた。そこで任務が下されたー北アフリカ沿岸の要衝ジャフォーを占拠せよ!頑迷な提督の下で、ボライソーらは地中海に足場を築く重大な作戦に、決死の覚悟で挑む。だが、行く手には凶悪な海賊、そして強大な西仏連合艦隊との血みどろの死闘が待ち受けていた!圧倒的な迫力で描く入魂のシリーズ第10巻。
激闘、リオン湾激闘、リオン湾
1793年春、英国はフランス革命軍を打ち砕くべく、同国王党派と手を組んで、要衝ツーロンを封鎖・占拠する作戦を進めていた。そんな折り、ボライソーは戦列艦ハイペリオン号の艦長に任命され、やがて重大な任務を託される。リオン湾の西部に浮かぶコザール島ーツーロンの戦いで貴重な戦略拠点となるこの島を、早急に占拠せよというのだ。司令官との対立、反抗的な海尉、老朽化した指揮艦ー不利な条件を抱えながらも、ボライソーは敢然と闘いを挑む。だが、革命軍は予想以上に手強かった!いよいよ佳境に入る本格海洋冒険シリーズ第8巻。
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