著者 : アーサー・コナン・ドイル
ある日、ホームズのもとを小柄で気品のある、ブロンドの若い婦人が訪れる。十年近く失踪中の父、毎年のように届けられる真珠の箱、そして突然届いた謎の招待状…。死体の傍らに残されたサインをめぐり、追跡劇が幕をあける。円熟期のホームズ物語をあじわえる、「四つの長編小説の中で、最も密度の濃い」傑作。充実した注と解説、全イラスト復刻。
「悪霊のはびこる暗い夜ふけに、ムアに、決して足を踏み入れるな」-魔犬伝説にとりつかれたバスカヴィル家当主の不可解な死。死体のそばには巨大な犬の足跡がはっきりと残されていた。謎の吠え声がひびきわたる荒れ地を舞台に、怪異な事件が幕を開ける。「ホームズ物語」の中でも圧倒的人気を博す長編大傑作。充実した注と解説、全イラスト復刻の決定版。
おどろくべき知識と観察眼をもちながらも、地球が太陽の周りを回っていることすら知らない特異な男ー世界一有名な探偵・ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街二二一Bでの共同生活をはじめる、記念碑的作品。オックスフォード大学版の注・解説にくわえ、初版本イラスト全点を復刻掲載した決定版。
ドイル自身がもっとも愛した短篇であり、探偵小説史上の記念碑的作品“まだらの紐”をはじめ、“ボヘミアの醜聞”、“赤毛組合”など、名探偵ホームズの人気を確立した第一短篇集。夢、喜劇、幻想が入り混じる、ドイルの最高傑作。オックスフォード大学版の注・解説にくわえ、初版本イラスト全点を復刻掲載した決定版。
19世紀ロンドン。その明晰な頭脳を生かせる場がなく、退屈な日々に辟易していた名探偵、シャーロック・ホームズのもとに、不思議な依頼が届いた。愛らしく聡明なモースタン嬢によると、ここ数年、毎年同じ日に大きな真珠が贈られ、誰とも知れぬ贈り主から呼び出されたという。興味を惹かれたホームズは、彼女と、相棒ワトスンと共に、指定の場所へ向かうが…。推理と冒険の圧倒的エンタテインメント、読みやすい新訳で登場!