著者 : カツセマサヒコ
#ハッシュタグストーリー#ハッシュタグストーリー
インスタ、X、ユーチューブ、タイムラインを流れる日々に疲れてしまっても、あなたを救う物語がある。心に刺さるSNSのいい話。新時代の小説家が贈る全編新作アンソロジー。ネットミームとなった田舎道で中指を突き立てる少女の写真。その裏に確かに存在した「彼女」の物語とは?(「#ネットミームと私」麻布競馬場) 26歳フリーター、独身女子。ヲタ活の資金集めのために出来心で二次創作絵を販売したら…。(「#いにしえーしょんず」柿原朋哉) ストーカーに襲われてピンチの私を救ったのは、最強だった高校時代の文化祭のテーマ。友達の悲しみも今の私もぶっ飛ばせ!(「#ウルトラサッドアンドグレイトデストロイクラブ」カツセマサヒコ) サブカル女子をこじらせていた私。かつてインスタに投稿した写真に元カレが「いいね」を突然つけて…。(「#ファインダー越しの私の世界」木爾チレン)
恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー
駅にまつわる思い出はありますか?再開発できれいになった駅もいいけれど、大好きな人と待ち合わせした、あの古い改札のことは、いつまでも覚えていたい。そう思わせてくれる18の物語が詰まっています。
明け方の若者たち明け方の若者たち
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。高円寺の深夜の公園と親友だけが、救いだったあの頃。それでも、振り返れば全てが美しい。人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
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