著者 : バルザック
オノリーヌオノリーヌ
傑作ぞろいの“人間喜劇”からセレクトする3冊のコレクション、第2回。愛人と出奔したあとに捨てられた若い妻をひそかに見守る伯爵の悲劇を描いた香り高い傑作「オノリーヌ」、『ペール・ゴリオ』を最も感動的に彩ったパリの名花ボーセアン夫人のその後を描く「捨てられた女」、のちの検事総長グランヴィルの若き日の秘密を明かす「二重の家庭」、中篇三篇を収める。
艶笑滑稽譚 3艶笑滑稽譚 3
「お読みに為って、お笑い為さっては如何?」素朴な金銀細工師の不屈の恋、代官・領主・大元帥の智恵比べ、枢機卿をも夢中にさせた高級娼婦の有為転変。いつの世にも変わらぬ大胆で滑稽な愛の諸相を、雅な言葉でほろりと綴った、文豪会心の艶笑譚。図版多数。
艶笑滑稽譚 2艶笑滑稽譚 2
「恋よ、笑いよ、喜びよ、よき滑稽話よ」-身分違いの恋人たちの命をかけた一夜の逢瀬、中世の「淫夢魔」の謎めいた裁判記録、フランソワ・ラブレー師の最後の説教…。典雅な言葉に、きわどい諷刺、人間社会の根幹をえぐり出す、天衣無縫の第二輯(全3冊)。
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「未来に於ける私の最高の栄誉」となる作品と、バルザックが自負した『艶笑滑稽譚』。社会・風俗への諷刺をきかせたエロティックで大らかな笑いの世界は、文豪の隠れた名作として愛されてきた。ヨーロッパ伝統の滑稽話の形式とラブレー等の語彙を借りた原文の古風な味わいを、流麗な日本語に移し替える。図版多数。全3冊。
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