小説むすび | 著者 : 古宮九時

著者 : 古宮九時

Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり(4)Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり(4)

出版社

KADOKAWA

発売日

2021年7月16日 発売

キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス国王ラルス率いる連合国軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行り病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とはー。言葉と人間を巡る異世界ロードファンタジー、堂々完結。

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