著者 : 栗原知代
ダンサ-・フロム・ザ・ダンスダンサ-・フロム・ザ・ダンス
’70年代、エイズがまだ存在しなかった頃、ニューヨークは、男たちがひたすら快楽を追求する桃源郷だった。エリート弁護士マローンは、すべてを捨てて狂乱の世界に身を投じていく。ドラッグ、セックス、そしてダンス。地上の楽園ファイアー・アイランド、黎明期のディスコ、果てしなく繰り返される夜、そして踊り続けた彼が見たものは…。
モスクワから愛モスクワから愛
クリスチーナ・ヴァン・ベル。雑誌『ワールド』の発行人、そしてフォトグラファー。「セックスこそ最良のエクササイズ」を信条に自由奔放に生きる女性。そんな彼女が雑誌のインタビューで知り合ったロマノフ王朝の生き残り・皇女リャプノフに、皇女の甥の亡命と彼が持つ宝石をアメリカに持ち込む計画への協力を依頼された。自慢の体を武器にモスクワに乗り込むクリスチーナだが…。大胆な性描写で綴るセクシー・アドベンチャー。
呪われた少女呪われた少女
精神科医キャロル・トレーシーが車でひとりの美しい少女をはねたのは、期待していた養子縁組が延期された直後のことだった。ショックで記憶喪失となった少女はキャロルに引きとられて、記憶を呼び戻すための催眠療法を受けることになった。ある日突然、少女はだれかの名前を呼んだ。同時に激しい苦痛に襲われながら、さらに別の二人の名前を呼び続けた。炎にまかれ、首を切断され、脇腹に斧を打ちこまれる。たて続けに起こる無惨な出来事。少女はいったい何者なのか?さらに家をゆるがすポルターガイスト。少女の周辺で起こるすべての出来事は、不吉で邪悪なものの存在を予感させた。全篇を恐怖の衝撃が走る。
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