著者 : 森美樹
神様たち神様たち
神社巡り、御朱印集めが趣味の高校生カップル、律と祈里。律には長らく思いを寄せられている香楓という幼馴染がいた。香楓はある日、二人のデート現場に先回りして現れるが…(「デイドリーム・デイ」)。駆け出しのエッセイスト・來女木誠は、編集者との打ち合わせの前に「縁切榎」に立ち寄る。そこには、入院中の父・ひろみの書いた絵馬が掛かっていた。誰もが息をのむような美貌を誇る父の、晩年の願いとは…(「チャーミング・マン」)。パワースポットを舞台に、一筋縄ではいかない男女や家族の関係を鮮烈に描き出す要注目作。
母親病母親病
母のような女にだけは、なりたくなかった。「理想の妻」としての人生を全うした母。正反対の生き方を選んだ娘。幸せを手にしたのは、はたしてー。『主婦病』で絶大な支持を得た著者が描く、「家族」の呪縛を解き放つ感動作。
PREV1NEXT