著者 : 椎名さえら
人嫌いの竜騎士は、身代わりの婚約者に愛を誓う人嫌いの竜騎士は、身代わりの婚約者に愛を誓う
幼馴染から婚約破棄されてしまった貧乏子爵家令嬢のセシリア。家族のため、没落を免れようと模索していた矢先、領主の娘の身代わりとして、国の英雄の相棒だった元竜騎士エリアスと婚約するよう命じられる。変わり者と噂されながら隠遁生活を送る彼のもとに向かうと、出迎えたのはーボサボサ頭に無精髭の大男!?不遜な態度で「婚約者はいらない。俺付きのメイドになれ」と言われたセシリアはお屋敷で働くことに。臆せず彼に接するセシリアに「お前、俺が怖くないのか」と詰め寄っていたエリアスにも徐々に変化が…。そんな中、セシリアたちは領主から突然呼び出される。
身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される
クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較されて生きてきた。クラリスが十九の歳、「人喰い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジーンは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジーンへ心を預けられないでいた。…2020eロマンスロイヤル大賞ピーチ賞受賞作!巻末特別短編・『辺境伯の幸せな日々』。
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