著者 : 沖田×華
小説 透明なゆりかご (下)小説 透明なゆりかご (下)
由比産婦人科を訪れる、さまざまな表情をした妊婦たち。産声と歓声に包まれて母となる者、物言わず消えた命を静かに見送る者ーそんな母子の姿を間近で見つめながら、アオイは自分の母に想いを馳せる。お母さんは、私のこと、どう思ってるの?深い共感を誘い、大切な記憶を呼び起こしてくれる、胸を打つ物語。
小説 透明なゆりかご (上)小説 透明なゆりかご (上)
看護師見習いとして由比産婦人科でアルバイトを始めた青田アオイ。初日、いきなり中絶手術の様子を見て動揺するが、初めてお産にも立ち会い、命の誕生と赤ちゃんの生命力に心を強く揺さぶられる。望まれて生まれてくる命と、人知れず消えていく命。町の小さな産婦人科医院を舞台に、命を見つめてゆく感動の物語。
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