小説むすび | 著者 : 蘭光生

わたし、誘拐されたの。でも警察にも誰にも言わないでー。突然、姿を消した姉からの謎の電話。姉が何者かに監禁されている！犯人の目星をつけた妹は…。（『美獣を狩れ』）穢れなき令嬢を、清楚な若妻を、知性的な美姉妹を…引き裂き、蹂躙してゆく、獣欲の悪魔たち。-１９８０年代、カルト的な人気を集め、“レイプの帝王”の名をほしいままにした孤高の官能作家・蘭光生。没後２４年、ついにその禁悦の作品群が甦る。レジェンドシリーズ第一弾。

担任の若い女教師・谷萩友見子の一糸まとわぬ姿を夢想し、自慰に耽っていた少年の心に突然、野性の血がー。先生を犯してやる。

絡みあう母と妹。-二輪の濡れた花唇に、ぼくは猛り狂った肉刀を交互に烈しく突き立てていった…。インモラルの情欲がぼくらを淫獣家族に変えていく。

少女のつるりとした白い肉の亀裂に赤黒い兇器が襲いかかる-。貫き、抉り、そして揺さぶりあげ…、サディスティックな悪魔の獣宴。生贅は幼い眉根をゆがませるのだった。

無情に布地を切り裂くカッターの刃。佑子の処女地は男の体に踏みにじられて、いわれなき凌辱に穢され、地獄に散っていく白い羞恥花たち。闇のなかで哀しい淫火が燃えていく。