著者 : 谷口幸男
エッダとサガエッダとサガ
いにしえのゲルマン人が育んだ、豊饒なる古典世界への扉を開く。古きゲルマン神話を伝える詩篇「エッダ」では、万物の父オーディン、槌をふるう雷神トール、ひねくれ者ロキといった神々と英雄たちが躍動する。欧州の初期中世文学に冠たる散文芸術「サガ」は、アイスランドの人々の生活や信仰、ヴァイキングの冒険などを生き生きと描く。日本における古北欧文学研究の第一人者が、古典のエッセンスを広く知らしめた名著。
現代北欧文学18人集現代北欧文学18人集
デンマーク4人、ノルウェー3人、スウェーデン4人、アイスランド3人、フィンランド4人-。青年の孤独と女性への憧れ、性の解放と人間の解放、濃密なエロスの世界、神の不在と魂の希求、戦争の深い傷痕、厳しい自然のなかの狩漁や漁撈の生活…ノーベル賞受賞作家をふくむ傑作集。巻末に編者による「現代北欧文学の概観と解説」を付す。
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