著者 : 高田恵子
ヴァイキング,ヴァイキングヴァイキング,ヴァイキング
ど、どうしてそうなるんだ。シャンディ教授はうめいた。ホースフォール農場で起こった怪しげな事故死。他殺の線を考えていたら、近所にある冴えない石碑が正真正銘ヴァイキングの遺跡らしいと知れたとたん、事件もその呪イのせいにされてしまったのだ。悪夢のように押しよせる野次馬の群れのなか、果して捜査は行えるのか?好評ユーモア第三弾。
死を望まれた男死を望まれた男
チャーリーが殺された。毒舌が得意で、事あるごとに周囲の神経を逆撫でにしていた男、それがよりによって、唯一の親友が結婚する朝、撲殺体となって発見されたのだ。日頃の言動ゆえ容疑者には事欠かなかったが、いざとなると、明確な殺意は杳として浮かんでこない。だが捜査が行きづまるかに見えたとき、事件は意外なところからほぐれだした…。
テレビドラマ殺人事件テレビドラマ殺人事件
女性ミステリ作家としてすでに確固とした地位を築いたジェシカのもとへ、その知らせはある日、青天の霹靂のようにもたらされた。往年の大歌手であるいとこが、不慮の自動車事故で死亡したというものだ。仰天したジェシカは、とるものもとりあえず、現地ロンドンへと飛んだが…。凋落したミュージック・ホールを舞台に展開する「ミュージック・ホールのジェシカ」、落ち目のテレビドラマをめぐって、俳優、脚本家、ディレクターが虚々実々の駆け引きを繰りひげる殺人劇「ジェシカ、台本を書く」の二篇をおさめた、おなじみのシリーズ第四弾!
死が二人を別つまで死が二人を別つまで
徹夜の訊問明けに舞いこんだ手紙を読んで、ウェクスフォード首席警部は怒りに震えた。十六年前にヴィクターズ・ピースという名の屋敷で発生した女主人殺し。初めて担当した殺人事件ながら、彼が絶対の自信をもって解決したこの事件に、手紙の主である牧師は真っ向から疑問を投げかけたのだ!過去の殺人をめぐる意外なドラマを鮮やかな筆致で描いた、レンデル初期の傑作長編。