小説むすび | 聖なる春

聖なる春

聖なる春

出版社

新潮社

発売日

2000年1月1日 発売

見えない、聞こえない、想うことしか出来ない。でも、待ち続けている。待てども来ぬ春を。あのクリムトが、そうだったように…。待っているのは私。とり残された土蔵に暮し、クリムトの偽絵を描く、この私。私の前に現れたのは、不幸の匂いを持つ女、キキ。新鮮な果実には腐敗を、若者の肉体には末期の老醜を見てしまう女。そして女も、春を待っていた。-哀しくも静謐な、愛の綺譚。

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