小説むすび | 悪魔のスパイ

悪魔のスパイ

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第一次大戦さなかの1917年。オスマン・トルコ軍は、劣勢に立たされながらも、イギリス軍と激しい戦闘を繰り広げていた。そんな中、トルコ軍の軍事機密をイギリス側に流し続ける美貌のユダヤ人女性がいた。彼女の名前はルース・メンデルソン。恋人サウルの影響を受けた彼女は、イギリスがパレスチナを解放した後、そこにユダヤ人の国家を建設することを夢見ていた。だが、その活動がトルコ側に知られてしまった。ルースとその父親を捕らえたトルコ軍の司令官ムラドは、即座に二人を抹殺しようとする。しかし、軍事顧問のドイツ人、フォン・トラウプ伯爵の策略を受け入れ、ルースをその道具にすることにした。彼女をトルコのスパイにさせて、イギリス軍のエルサレム進攻作戦を探らせようというのだ。別人になりすました彼女は、イギリス軍が駐屯するカイロに密かに潜入した。アラビアのロレンス、アレンビー将軍など実在の人物を巧みに織り込んで描く、絢爛たるスパイ・サスペンス。

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