小説むすび | 著者 : 広瀬順弘

著者 : 広瀬順弘

霊応ゲ-ム霊応ゲ-ム

ロンドンのジャーナリストの家に、一人の男が訪ねてきた。その男は45年前に起きた痛ましい事件について、真相をおもむろに語り始めた…。1954年、ノーフォーク州の全寮制パブリック・スクール、カークストン・アベイ校。14歳の生徒ジョナサンは同級生ばかりか教師にもいじめられ、つらい日々を送っていた。だが、そんな彼に新しい友人ができた。友人の名はリチャード。勉強はできたが、一匹狼的な男だった。クラスを支配するグループのボス、ジェームズはリチャードを仲間にしたいと願っていたが、ジョナサンと親しくなったため、ジョナサンに対して残酷ないじめを開始する。そんなジョナサンをリチャードがかばい、二人の仲はより親密になっていく。が、それと時を同じくしてグループのメンバーが大怪我を負ったり、事故死する事件が立て続けに起き、教師たちも奇怪な事件の犠牲になっていく。そして、この事件の裏には、ジョナサンとリチャードの秘密の儀式が…!少年の歪んだ心が引き起こす恐怖と戦慄の事件。イギリスでベストセラーを記録したゴシック・スリラーの新たな傑作。

影の兄弟(上)影の兄弟(上)

スターリンの粛清が再び激化した1950年代初期のモスクワ。一人の女性詩人がユダヤ人迫害の嵐の中で牢獄に送られ、銃殺された。彼女は父親の違う二人の息子を遺していた。一人は、同じ詩人である最愛の夫との間に生まれたアレクサンドル。もう一人は、その夫の命を救うためやむなく結婚したKGB将校との子供、ジミトリー。二人の兄弟はKGB将校の手にゆだねられるが、その男もやがて粛清の犠牲となった。だが、その時すでに彼は、アレクサンドルをブルックリンに住む妻の姉のもとに、ジミトリーをレニングラードの孤児院に送っていた。こうして二人の兄弟は、離れ離れになり、アメリカとソ連で生きることになった。兄のアレクサンドルはアレックスと呼ばれて育てられ、自由な空気の中で、しだいにソ連への不信感をいだき、ソ連の研究家としての道を歩んでいく。一方、弟のジミトリーは、孤児院で辛酸をなめて生き延び、やがてKGBに入った。互いに求め合いながら、まったく違った道を進む二人。やがて出会いを果たした彼らに思わぬ運命が襲い、アレックスはCIAに入り、弟と遺恨に満ちた対決を繰り広げることになるが…。

略奪者略奪者

第二次大戦中にゲーリングが集めた高価な絵画。その一部を買った人物のリストを、国際テロリスト、ユルゲン・シュトラッサーが手に入れた。シュトラッサーは、東ドイツの情報機関シュタージでテロリストの訓練教官だったが、東西ドイツが統合されシュタージが消滅すると、独自に活動を始め、西ドイツ赤軍派の再建に取りかかっていた。シュトラッサーは、リストをもとに新たな活動資金を得る計画を立てた。リストに載った人物を襲つて絵画を奪い、闇のマーケットに流そうというのだ。が、CIAとモサドの共同作戦により、二人の情報部員が彼の後を追い始めた。一人は、CIA対テロリスト課の精鋭マイク・セムコ。元デルタ・フォース隊員でシュトラッサーに殺された同僚の仇を討とうと心に誓っていた。もう一人は、モサドの女性部員レイチェル。彼女もまた、この作戦に特別な感情を抱いていた。だが、共同で追跡を始めた彼らのほかに、ロシアの対外情報部SVRもシュトラッサーを追っていた。壮絶な追跡の末に、やがて明かされる衝撃の事実とは?熾烈な情報戦の中で、プロフェッショナルたちが繰りひろげる果てしなき死闘。ひねりの効いたプロットで描く白熱の冒険アクション。

狙撃狙撃

「合衆国大統領を暗殺する」-取り締まりを強化するアメリカへの報復として、麻薬カルテルのボスたちは、強硬策に踏み切った。暗殺の依頼はカリブ海の小島で行なわれた。請け負ったのは、超一流のスナイパー、ジェリー・シンカヴェジ。高度のゲリラ戦術を身につけた元グリーンベレー隊員で、射撃の名手である。だが、小島を監視していたCIA麻薬対策センターの部員を通じ、暗殺計画はシークレット・サービスの大統領警護課長マグワイアーに知らされた。マグワイアーは即座に暗殺者の調査に乗り出す。そんな折り、元デルタ・フォース中佐ジャック・ギャノンは、旧友の女性が何者かに殺されたことを告げられた。怒りに燃える彼は、現場に残された写真を手がかりに捜査を開始、やがてマグワイアーから情報を受け、2人が同一の人物を追っていたことに気づく。そしてシンカヴェジが南米のテロリスト訓練キャンプにいることを知ると、ギャノンはデルタ・フォースの部隊と共に、奇襲を敢行することを決意した。グリーンベレーとデルタ・フォースの元隊員ジャック・ギャノンが、『復讐戦』に続いて登場。大胆にして細心な暗殺のプロに、マグワイヤーと共に立ち向かう。冒険小説の期待の星が放つ最新傑作。

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