小説むすび | 無宿人別帳

無宿人別帳

無宿人別帳

出版社

文藝春秋

発売日

1996年8月6日 発売

人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であったー。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。

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