小説むすび | 漆の実のみのる国 下

漆の実のみのる国 下

漆の実のみのる国 下

出版社

文藝春秋

発売日

2000年2月10日 発売

天よ、いつまでわれらをくるしめるつもりですか。改革はままならない。鷹山の孤独と哀しみを明澄な筆でえがきだす下巻。けれど漆は生長し熟しはじめていた。その実は触れあって枝先でからからと音をたてるだろう。秋の野はその音でみたされるだろうー。物語は、いよいよふかく静かな響きをたたえはじめる。

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