小説むすび | 山本周五郎名品館3 寒橋(さむさばし)

山本周五郎名品館3 寒橋(さむさばし)

山本周五郎名品館3 寒橋(さむさばし)

男も女も老いも若きも、様々な「情」を胸に抱き、それに振り回され生きていくー武士の、同輩への友情と許婚への断ち切れぬ愛情との葛藤を描く「落ち梅記」。亭主への、また父の娘に対する「情」の交錯がドラマに複雑さを与える表題作。同場所のシンデレラ物語が迎える残酷な結末「なんの花か薫る」。「情」の万華鏡とも言うべき一冊。

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