小説むすび | 真夏の夜の黄金殺人

真夏の夜の黄金殺人

真夏の夜の黄金殺人

著者

梶竜雄

出版社

徳間書店

発売日

1988年1月1日 発売

暑い夏だった。暑さで、みんながマッドになっていたのかもしれない。夏休みの間、安房小湊の成金、三島家の用心棒に雇われた我ら早大生四人。用心棒といっても素人の寄せ集めだ。主人の金政こと政吉は、仇名のとおりのゴールド偏執狂で、邸を夥しい金で飾りたてている。金政の愛娘で可憐な女優の、ゆかりさんが帰省していることも、この仕事をひきうけた理由のひとつだった。が、その金御殿でとんでもない殺人事件にまきこまれようとは…。我々は、偶然合宿に来ていた慶大美術研究会の面々と推理を競うことになった。

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