小説むすび | 魔境のツタンカ-メン

魔境のツタンカ-メン

魔境のツタンカ-メン

出版社

徳間書店

発売日

1988年10月1日 発売

死ぬことはなかったのだ-紀元前1496年、エジプト女王・ハトシェプストは自ら建設した巨大な葬祭殿の前にたたずみ、自害した忠臣・センムトに思いを馳せていた。葬祭殿建設の最大功労者であり、愛人でもあったセンムトを、女王は忘れることができなかった。葬祭殿の一角に自らの像を刻んだことが発覚し、毒を仰いで死んだセンムトを-それから150年後、「死人起し」と呼ばれ、かつて凄腕の墓あらしだったパキの許に、昔の仲間が転がり込んだ。葬祭殿で死んでいる筈の女王を見たというのだ。パキの冒険が再び始まる…。書下し長篇英雄活劇。

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