小説むすび | 美女か狐か峠みち

美女か狐か峠みち

美女か狐か峠みち

出版社

徳間書店

発売日

1989年6月1日 発売

「死罪」「遠島」に次いで重い刑罰「重追放」の裁きをうけ、あてもなく彷徨う九鬼真十郎。唯一の友は物いわぬ白犬。伊勢街道から伊賀街道へ入った真十郎はその晩、庄屋の家に草鞋を脱いだが、笠取峠に三本足の狐が出て何人もの旅人が命を落したという。翌朝、笠取峠への道をとった真十郎だが、峠にはなんと旅人の死体が。すれ違ったのは左手の無い白装束の女。女は果たして狐なのか…(表題作)。好評時代連作。

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