小説むすび | 十年目の汚辱

十年目の汚辱

十年目の汚辱

ヴェトナム戦争の末期、SISの特務隊員サラ・ルーカスは、450万ポンド相当の金と米ドルを輸送中に強奪された。事件後10年が過ぎ、過去の経歴を隠してサラは、トム・カートライトと幸せな家庭を築いていた。ところがサラの突然の失踪。トムは妻の捜索に香港へ飛ぶが、見えない敵に行手を阻まれる。冷酷非情な人々の陰で蠢くヴェトナム戦争の亡霊に、決然と挑むトム。鬼才イーグルトンの入魂の筆致が冴える。

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