小説むすび | 「隠国(こもりく)」村の欲望

「隠国(こもりく)」村の欲望

「隠国(こもりく)」村の欲望

出版社

徳間書店

発売日

1993年12月31日 発売

一流製薬会社・津久田健薬の研究所主任が殺された。何人かの容疑者が挙げられる中、その内の一人で、被害者の直属の部下でもある村田信彦が忽然と姿を消した。信彦は逃亡先の村で、農業を営む美しい未亡人、幸子と出会う。お互いの素姓も知らぬまま深い仲となる二人。だが、信彦を執拗に追跡する刑事の手は、すぐそこまで迫っていた。再び逃亡の旅に出る信彦だが、彼の行く手には、樹海の奥に潜む妖しい欲望の罠が待ち受けていた。村人も近づこうとしない、その樹海が孕む真の姿とは?そして、信彦は犯人なのか…。

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