小説むすび | 暁天の夢(上)

暁天の夢(上)

暁天の夢(上)

出版社

徳間書店

発売日

1993年12月31日 発売

半神とはいえ、顕聖二郎真君の寿命は二千年の時を刻んでいる。その気になればどんな絶世の美女、仙女でも思いのままになる天界の神が翠心を妻に迎えると決めた。魏徴と裴氏の仲立ちで納采をすませたが、彼の行動はどこか荒んでいた。その頃、離宮の造宮と後宮の増員で遊興を重ねる大唐の二代皇帝・李世民は泰山封禅の意向をもらした。中華を統一し皇帝の位を天に祀る報告をする儀式で、秦の始皇帝以来だれひとりこの念願を達成したものはいない。唐の星辰に風雲あり。そこに“大逆”の気配を読むものがあった。傑作巨篇。

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