小説むすび | 狩野俊介の事件簿

狩野俊介の事件簿

狩野俊介の事件簿

出版社

徳間書店

発売日

1994年5月31日 発売

「私の最も大切な財産は石神探偵事務所の狩野俊介君にゆだねるものとする。猫を追い払うより皿を引くべきであった」-俊介の愛猫ジャンヌを通して親しくなった元市長・滝之水老人が、息をひきとる際、弁護士に託した遺言だった。真っ白な便箋に象形風に書かれた不可解な文字は、遺言であると同時に、その意味を解けとの探偵俊介への依頼だという。老人の娘婿・高山代議士から「大切な財産」を渡せと居丈高に要求された俊介は、それに反発し、長兄の娘、梨花とともに遺言の謎に迫る。会心の本格推理シリーズ新作。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP