小説むすび | 降魔弓事件

降魔弓事件

降魔弓事件

出版社

徳間書店

発売日

1996年4月30日 発売

石神探偵事務所の野上英太郎のもとに、またしても奇妙な依頼-名門修己学院高校理事長の母親・森名スエが、孫の保一の先祖を敬う気持ちが本物なのかどうかを調べてほしい。もし、先祖をないがしろにするうつけ者であったなら、保一を学院から追い出して養子をとるというのだ。野上と助手の狩野俊介が保一の調査を始め、森名邸を訪問した夜、保一の部屋で異変が。森名家に伝わり、現在、邸から十キロも離れた寵福寺に保管されている四メートルの降魔弓から射られたと思われる矢が、保一の胸を貫いていたのだ。

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