小説むすび | 降魔剣膝丸

降魔剣膝丸

降魔剣膝丸

著者

坂岡真

出版社

徳間書店

発売日

2004年8月31日 発売

いまは懸想文の代書屋で口を糊している柳又十郎は、もとはといえば隠密廻り。その又十郎、家主にして七つ屋の福右衛門に質草に取られている胴太貫をネタに強請られた。とはいっても、強請られたのは金銭ではない。殺しの下手人を叩っ斬ることを強要されたのだ。ここのところ相次いで夜鷹が殺されているが、いずれも気味の悪いことに、肝が抉り獲られているという。嫌々ながらも、探索に奔走する又十郎の目前に現れた意外な人物とは-。

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