小説むすび | 支店長の自殺

支店長の自殺

支店長の自殺

著者

水沢渓

出版社

徳間書店

発売日

1993年11月15日 発売

業界最大手である関東証券の河津一郎は、高卒入社以来抜群の業績を挙げ続けていた。妻の美香とは見合結婚だが、会社一筋の河津を美香は愛せず、かつて求婚された名倉冬樹との不倫に溺れた。やがて河津は出世コースの支店長に栄転、しかし、業績が落ちてしまう。焦る河津に、株暴落の中で無謀ともいえるノルマが課せられた。証券業界の実態を赤裸々に描き会社人間の苦悩を活写した力作企業長篇。

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