小説むすび | 晴れの出稽古

晴れの出稽古

晴れの出稽古

著者

牧秀彦

出版社

徳間書店

発売日

2014年8月1日 発売

尼崎藩江戸家老を長く勤めた塩谷隼人であったが、藩主松平忠告も死去。家中の落ち着きを待ち三回忌の後、ついに暇をもらい晴れて隠居の身となった。主家から離れた後の月々の暮らしを考えた隼人は、八丁堀に土地を借りて長屋を普請。しかしどうしたことか、店子がまったく集まらない。窮する隼人だが、尼崎藩や船宿『海ねこ』の面々に頼るわけにはいかぬ。職を求め、口入屋を訪ねるが…。

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