小説むすび | 一剣立春(下)

一剣立春(下)

一剣立春(下)

著者

城昌幸

発売日

1994年2月25日 発売

幕末回天の大仕事、大老井伊直弼の斬撃を企図する水戸浪士たちの活躍は続く。前編に引き続いて、水戸浪人関鉄之介とその無二の心友浪人尾形新之丞の活躍はさらに興趣に満ちて展開していく。城昌幸が遺した幕末伝奇巨編『一剣立春ー桜田門外ノ変遺聞』後編。角屋嘉平の囲い者になっているいのの駕篭から岡っ引き留吉を追い払っていのを救ったのはいのの兄の天竺浪人、つるつる坊主の二本差しの男であった。その嘉平は黒川左京から十万両の御用金を命じられたが、それを断ったために左京から斬って捨てられた。京へ向かった七尾を怪しげな六部連が取り囲んだ…。七尾が落とした踏絵の裏面に書かれた「ゲースト・ウオルク・テンペル(霊魂と雲と社)」の謎とは…。

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