出版社 : 春陽堂書店
戦前の傑作、力作を集結!横溝正史が参加した6作品+大下宇陀児、小栗虫太郎らによる4作品を収録。角田喜久雄、水谷準、横山隆一、海野十三、久生十蘭、甲賀三郎、岡田鯱彦、高田彬光ほか。連作に絵物語が登場。作家と漫画家、夢のコラボ。
正史・乱歩の連名で発表された長篇「覆面の佳人」を再編集。横溝正史が参加した5作品+座談会1本を収録。
荊木歓喜、神津恭介、明智小五郎ー名探偵続々登場!山田風太郎が参加した8作品+座談会2本を収録。江戸川乱歩、角田喜久雄、高木彬光、島田一男、柴田錬三郎ほか。戦後合作の隆盛期。
合作のバリエーション!リレー式ミステリの傑作「畸形の天女」・競作推理・推理教室など、多彩な11作品+座談会7本を収録。希少な作品多数。
生きている安吾は、愉快で、切なくて、底知れない。心優しいガキ大将だった炳五少年が、いかにして作家坂口安吾となったか。Web連載「小説坂口炳五」に大幅増補、ビルドゥングス・ロマンの傑作誕生!
十六歳で単身日本を脱出し、中国大陸にわたり満洲を目指した小日向白朗。誰かが通ったルートを辿るのではなく、未踏の地を歩くことを決意し、奉天で坂西利八郎閣下を紹介される。その後、白朗は「軍事探偵」の命を受け、意気揚々と北京を出発する。しかし、万里の長城を越え、シラムレン川に差し掛かったとき馬賊に急襲される!その馬賊とは、北京から北西四〇〇キロほどの下窪を本拠とする楊青山総攬把という男が率いる集団であった…。本名は権松、中国名は尚旭東、民衆から小白竜と呼ばれたひとりの男の息つく暇もない冒険の連続に、血湧き肉躍る。実在した満洲の馬賊王・白朗の桁外れの冒険劇!!
伝統的な口承文学や、仏教、民間信仰を背景としつつ、いまチベットに住む人々の生活や世界観が描かれた物語は、読む者を摩訶不思議な世界に誘うー時代も、現実と異界も、生と死も、人間/動物/妖怪・鬼・魔物・神の境界も越える、13の短編を掲載した日本独自のアンソロジー。チベットの現代作家たちが描く、現実と非現実が交錯する物語。
芥川賞史上唯一、兄妹で受賞した吉行淳之介と理恵ー二人の稀有な資質を示す受賞作二篇とそれぞれの選評を全文収録。ほかに淳之介「鞄の中身」、理恵「海豹」、兄と妹への想いを綴った吉行和子のエッセイを併載。
自分にとっての始まり、それは自分で決めてみるしかないのではないか。読売文学賞を受賞した「かもめの日」と、京都水無月大賞を受賞した「明るい夜」。著者40代の代表作といえるふたつの作品に加え、初書籍掲載となる小説「バーミリオン」、書き下ろし解説、詳細な著作年譜を所収。
最初で最後の大全集。全180篇を初めて完全集成。『完本 人形佐七捕物帳』全10巻、ついに登場!江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。
医師・峰島譲治と亀井暁子の恋の行方は?大東亜共栄圏構想を掲げていた昭和16年、太平洋戦争前夜の厳しい言論統制下、小栗虫太郎が連載していた長編小説発見!80年の時を経て初刊行!!小栗虫太郎生誕120年、歿後75年記念出版。
最初で最後の大全集。全180篇を初めて完全集成。『完本 人形佐七捕物帳』全10巻、ついに登場!江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。