小説むすび | 魔剣竜神丸

魔剣竜神丸

魔剣竜神丸

発売日

1990年4月1日 発売

ここはいずこの国であろうか、唐か天竺か。風吹き荒れる嵐の山頂に出現した白髪白髯の老仙人の手から、一振りの長剣が暗黒の空へと投げ上げられた。と、不思議なことに、その長剣は十振りの剣に分かれ、東西南北の各方面へと飛翔していったのであった。それぞれが持つ帯刀の中心に飛竜丸と銘の入った名刀の魔力に操られて運命の出会いを果たす戦国の若者たちー猿飛佐助・霧隠才蔵・由利鎌之助・穴山小助ら十人の武芸者たちがそろって信州上田城の知将真田幸村配下に集結してきた。これぞ魔剣飛竜丸の奇しき因縁によるものであった。-真田十勇士誕生を新解釈で描く会心作(「魔剣飛竜丸」)、黒田騒動を背景に、下級侍十郎太とその愛犬の運命は?(「いぬ侍」)他、全7編収録。

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