小説むすび | 幽鬼の塔

幽鬼の塔

幽鬼の塔

素人探偵河津三郎はある闇夜、挙動不審な男を発見しあとをつける。男と同じ鞄を購入し同じ旅館に泊まった河津は、隙を見て鞄をすりかえた。気づいた男は恐怖をきたし、持っていた紙幣を燃やして、上野公園の五重塔で首を吊ってしまう。調査を始めた河津に、あの鞄の中身を売ってほしいと言う美女があらわれる。河津が断ると女は自殺しようとまでする。鞄の中身と奇妙な事件の謎とは…。ほか「恐怖王」と幻の中絶作品「悪霊」を収録。

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