小説むすび | ゼロ番区の囚人

ゼロ番区の囚人

ゼロ番区の囚人

出版社

筑摩書房

発売日

1989年5月1日 発売

死刑判決に対する控訴を拒否し、刑の執行を望む村井晋助。監獄医中川らの目から見ると、彼は拘禁ノイローゼによる被害妄想のように思われる。しかし愛人菊江の目にはまた別の姿が…。“死”を欲する彼の真意はどこにあるのか。やがて訪れる主人公の意外な終末。死刑囚と監獄医の葛藤を描いた表題作の他、刑務所を看守の目から描いた「制服」、孤独な死刑囚の独白「夜宴」の2作を収める。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP