小説むすび | ガラスの靴の片想い

ガラスの靴の片想い

ガラスの靴の片想い

過ちを犯した父のせいで国を追放されたナタリヤ。帰国の条件は、母国と緊密なミルス王国の王子と結婚すること。だが当の王子はナタリヤには興味がないと結婚を拒み、代わりに王子の兄、国王であるニコライが名乗りを上げた。彼こそナタリヤの初恋の人で、今も密かに憧れている相手ー5年前に最愛の妻を亡くして以来、浮いた噂一つなかったのに。戸惑う彼女にニコライは断言した。「君にはこの道しかない」私と結婚したがるのはなぜ?急いで世継ぎが必要だから?恋心を胸に秘め、彼女は愛されない花嫁になることを決めた。

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