小説むすび | ガラスの靴を捨てた花嫁

ガラスの靴を捨てた花嫁

ガラスの靴を捨てた花嫁

ロンドン郊外で小学校教員として働きながら娘を育てるグウェン。ある日、学校の式典に現れた黒髪の逞しい来賓を見て仰天した。リオ?なぜ彼がここにいるの?スペインの富裕な実業家、リオ・バルダレスこそ、3年前別れたきりの娘の父親。ゴージャスな彼に出会ってすぐ心奪われ、情熱を分かち合った。だが彼が欲しいのは戯れの恋だけと思い知らされ、姿を消した。恋心を封印し、やがて気づいた妊娠も報せることなくー。なのに娘を託児所から引き取るところを、彼に見られてしまった!「その子は…僕の子供だな」死刑宣告のような声が響いた。まさか、仕返しにこの子を私から取りあげるつもりでは?

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