小説むすび | 恋に落ちたシンデレラ

恋に落ちたシンデレラ

恋に落ちたシンデレラ

病気になった母の代わりにずっと家事をしてきたエリーは、父の再婚後も、継母と義理の姉たちの分まで働かされてきた。今は父も亡くなり、その遺産を元手にケータリング業を始めた継母にこき使われながらも、いつかは自分のレストランを開く夢を抱いている。そんなある日、大富豪投資家の邸宅でパーティが開かれることになり、実の娘たちを裕福な男性と結婚させようともくろむ継母を尻目に、エリーはいつものように裏方として厨房で立ち働いていた。そこへ不意に、ダークスーツの長身の男性が現れ、エリーは息をのんだ。ジャック・マーティンー血も涙もない男が、ここの主人だったなんて。半月前、私の夢を、始める前に潰れると馬鹿にして投資を断った彼が!

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