小説むすび | 忘れえぬ日々

忘れえぬ日々

忘れえぬ日々

ジェニスがこの世でいちばん会いたくない男性、ルーク・ラスビー。8年前、外科医のルークはジェニスと婚約していながら、突然一方的に婚約を解消してほかの女性と結婚してしまったのだ。いま故郷に戻り、親友の結婚式に出席したジェニスは、目を疑うような光景に出合い、胸がつぶれそうになったー昔と変わらぬ、黒髪に深い緑色の美しい瞳をしたルーク。あのとき結婚した妻を失い、かわいらしい幼い娘を連れている…。ルークと別れて8年も経つのにジェニスにいまだ恋人がいないのは、じつは、いまもまだ彼を忘れられないから。愛しているから。その事実がつらくて、その場を逃げようとするジェニスだったが…。

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