小説むすび | グロサ

グロサ

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1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが“街”の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが…プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ“同一の場所、同一の一度”を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

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