小説むすび | フォルチュニのマント

フォルチュニのマント

フォルチュニのマント

『失われた時を求めて』を裏返しに読む。マルセル・プルーストと同じ1871年に生まれた天才芸術家マリアノ・フォルチュニ。作家は彼の創造する“衣装”をいかに効果的に織り込むか、その効果を周到に計算していた…「官能を刺激し、詩的イメージを喚起し、そして苦痛をもたらす役割を、かわるがわる果たす」(プルースト)フォルチュニの絢爛たる衣装がもつ記憶の喚起力を紡ぎ出す。

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