出版社 : リフレ出版
春菜は、自分は生涯絶対守ろうと自分に誓った。「自分の目で見て、自分の耳で聞いたこと以外のあやふやな話は絶対に信じない」と。十七歳の冬木春菜が、初めて体験したことは、少しだけ春菜を大人にした。明るいクラスメート・親切な先輩・良い先生たちに出会えて、初めは少し不本意だった山下女子学院高等学校が、春菜は何時の間にか大好きになっていた。昭和30年代ノスタルジックストーリー。
十一代将軍家斉の徳川幕府爛熟の時世に、こともあろうに中山道の大宮宿に「ラスベガス」が出現した。公儀にとっては由々しき事態で、一刀流免許皆伝である青年旗本・桂主水介が歓楽の驕りを成敗するべく大宮宿に立ち向かった。
国際資本主義と格差社会、システム的管理社会の中で搾取された人間性と自由。閉塞感の漂う現代において、文学テロルとして書かれた透徹な怒りを謳う、新時代のプロテスタント文学。
「Let’s go!K中クインテット!」「Yes,we can!」究極のコミュニケーションスポーツ「ダブルダッチ」との出会い。友情、勉強と部活の両立、そして達成感。教師、生徒、親、それぞれ悩みながらも共に成長していく感動の物語。教師、生徒、親、それぞれの視点から、感謝したこと、悩んだり感じたりしたことを日記形式で繋ぐ。
藪田守は子どもたちの成長を支援しようと日々教職に取り組んでいた。子どもへ学習習慣を身につけさせ、一人ひとりの授業への課題を座席表に書き込み授業を組み立てていく。がんばり勉強や漢字相撲などアイデアを取り入れ勉強への意欲を高めていく。しかし、余裕がない日常を変えるためには楽しむことが大切だと考え、趣味の山登りにリフレッシュを求めた。山には準備、克己心、感動があるので、教育にも人生にも教えられるものを含んでいるからであった。ある日、立山の山登りで財前直美と出会い恋心を持つようになる。出会いと感動と余裕が人生の転機となる。教職、仲間、山登り、青春そして恋をいきいきと描く。