1998年10月10日発売
青空青空
ぼくは踏みにじられたぼろ屑だった。不幸を自分の身に引きよせ、死にかかっていた…。スペイン戦争前夜。まっ黒な予兆をはらんだ青空の下で、破滅に瀕したひとりの男。彼をうちのめした苦悶とはなんだったのか。嫌悪と倦怠と恍惚とー。「黒いイロニー」をもとめつづける孤独な魂の彷徨を、息づまるばかりの切実さで描く。著者自身によって発表まで20年間遺棄されていた、思想的作家バタイユの危険と魅惑にみちた傑作。
マンスフィールド・パークマンスフィールド・パーク
この作品は賢明で、気が利いていて、優しさに富み、皮肉なユーモアと精妙な観察力の遺憾なく発揮された傑作である。19世紀英国が誇る女流作家ジェーン・オースティン後期代表作。
ハルマゲドン黒書ハルマゲドン黒書
地球の重力の700倍もの超能力を持つ主人公タケルが、闇の統一世界主義者勢力に一人立ち向かう大スペクタクル・冒険ロマン。フリージャーナリストのタケルは、南米に潜むナチス第四帝国“太陽の申し子”に関する文書を手に入れる。この文書をもとに現地に飛んだタケルの周囲には、モサドや国家機関、秘密結社の影がまとわりつき始める。そして、タケルは謎の核心へと迫っていくが-。
PREV1NEXT