2001年9月20日発売
フィンガ-ボウルの話のつづきフィンガ-ボウルの話のつづき
物語は世界の果てにある小さな食堂を夢見ながら始まり、静かにゆるやかにつづく。どこからも遠い場所で、どこよりも近い、すぐそばで-クラフト・エヴィング商会の物語作者が贈る、ひとつながりの16の短篇集。
飛鳥高名作選飛鳥高名作選
大学院の研究室で起こった奇妙な密室殺人事件の真相とは?戦後本格推理の幕開けを告げた著者デビュー作「犯罪の場」から円熟期の傑作「細すぎた脚」「月を掴む手」まで全十八篇。入手困難の作品集『犯罪の場』『黒い眠り』の二冊を完全収録のうえ、単行本未収録作品四篇を加えて再編集!名手の筆になる、本格推理サスペンスの華麗な融合をご堪能あれ。
ウルフ・ソレント(2)ウルフ・ソレント(2)
自己の同一性の証として、またよりどころとして、己れの内なる「神語体系」の調和を希求するウルフであったが、妻ガーダの不倫を疑ういっぽう、自身も不義密通への抑えがたい欲望を募らせてゆく。果てしない彷徨を繰り返すウルフの魂に、安息の時は訪れるのであろうか?強烈な筆致で、人間心理の奥底の異様な相貌をとらえ、圧倒的な文学世界を構築したポウイスによる、二十世紀を代表する大長編。
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