2019年7月7日発売
主人公が初めて“勇者”になったのは15歳。ある日突然、「謎の存在」により、異世界に飛ばされた。以来10年、さまざまな異世界に送り込まれては、その世界を救ってきた。今回、通算13番目となる異世界の敵は、高度な文明を築き、地力に勝るオーク達で、人類の大きな脅威となっていた。しかも敵のオークには、“黒犬”と言われる相当頭が切れる将がいる。これまで12回、都度異なる世界を救った主人公は今回、この絶望的な状況をどう打破するのだろうか!?
人として森の妖精属・コボルドと信頼を重ね友情を築き、遂には王として受け入れられた元騎士団長・ガイウス=ベルダラス。彼は人間による森への過度の「干渉という名の侵略」を懸念していた。そこでガイウスは、彼を慕って森へとやってきた元部下のサーシャリア=デナンの協力を得て防衛力の強化を試みる。だが人間達は、魔術を使ってまでもコボルドを、そしてガイウスを執拗に襲撃する。はたして、コボルド王国の命運や如何にー。種族間を越えた友情を描き話題騒然となった優しき王の物語、待望のシリーズ第2巻!
英雄パンゼルとミノタウロスの戦いは、あと一撃でパンゼルが勝利を収めるはずだったが、思わぬ事態が発生し、勝負はお預けとなった。そしてパンゼルは、メルクリウス家と王国の危機を救うため、迷宮を後にするのだった。それから幾年月が過ぎてもミノタウロスは未だ健在で、モンスターや時折訪れる冒険者と戦っては、おのれの技量をひたすら磨き続けていた。そんな折、メルクリウス家から一人の少年が修行の旅に出た。想像を絶する旅を潜り抜け、少年は成長していく。少年の名はザーラ。誰あろう、英雄パンゼルの息子だった。
ある日突然戦争が始まった。ソウルが陥落。砲弾に追われ、行き場を失った人々は逃げ惑う。夫が北に去ったあと、社長秘書とは名ばかりの愛人として生きるスンジェと婚約まで考えた彼女がいるヨンシクの道ならぬ恋の行方は…。戦争によって運命を狂わされていく人々の姿を描く韓国の文豪廉想渉の長編小説。