1953年公開のフレンチ・アニメ『やぶにらみの暴君』を監督と脚本家が改変。城に飾られていた絵の中から、恋し合う娘と若者、暴君の肖像が抜け出した。現実の世界で巻き起こる皮肉な騒動を、圧倒的な色彩美で描いていく。