著者 : あなぽん
俺は幼なじみの桜木萌々花が大好きだ。いまのところ萌々花は俺に対してだけツンツンしているし、告白してもフラれちまうのは目に見えてるが、転校生の雪野麗奈が恋のキューピッドになってくれたおかげで女心を学ぶことに成功した。この調子で萌々花との距離を縮めていき、夏休みはデート三昧の日々を満喫してやるぜ!その思いを原動力に、麗奈のアドバイスのもと、萌々花とギャルゲーをしたり、萌々花のコスプレをして過ごしたりする。そんなある日、俺は映像研究同好会が撮影する萌々花主演のホラー映画に出演することになりー。両想いでも幼なじみだと結ばれない!?空回り系学園ラブコメ第二弾!!
俺の幼なじみ・桜木萌々花は金髪ハーフの美少女だ。おまけに料理上手で、面倒見がよく、胸もでかい。俺はそんな彼女が大好きだ。なのに萌々花は俺に対してだけツンツンしているし、これじゃ告白してもフラれちまうよな…。でも俺は諦めないぜ。同じクラスになったし、今年こそ萌々花と恋仲になってみせる!そんな決意をした日、可愛い転校生がやってきた。初日に転校生と仲良くなった俺は、彼女に恋のキューピッドを任せることに決める。常に近くで見守ってくれる強力な味方のおかげで、幼なじみのハートをゲットできると思いきや、なぜか萌々花は涙目であわあわしておりー。幼なじみは負け属性!?両想いなのに空回っちゃう学園ラブコメ!!
今日も今日とて新妻のように尽くしてくれるかわいい妹、萌々。しかし『モモハ信ジルナ』という不穏なメモが気になり、アキは萌々の愛を受け入れきれないでいた。萌々についての記憶を取り戻そうと真咲に話を聞こうとするアキだが、なんと真咲はアイドル「世界一可愛くなりたい」の研究生!?アキと真咲の仲を妬く萌々との三角関係に委員長こと八葉さんも加わって大騒ぎの四人。そんな中、萌々に異変がー。記憶と絆を辿るドメスティックラブコメ第2巻!
川で溺れた聖健太郎は、目を覚ますと伝説っぽい剣になっていた。そんな彼の前に現れたのは、ギャルとしか形容できない女剣士レナ。「てゆーか、なんで剣が喋ってんの?ちょーヤバくない?ギルドに報告したらワンチャン賞金とかくれんのかな!?やったー、抜けた抜けたー!いぇーい」「なっ!なにぃぃぃぃっ!?」。ノリと勢いであっさり健太郎を引き抜いたレナは、Fランクの剣士からSSランクの聖剣使いへクラスチェンジ。けれど、ギルドのクエストをテキトーにこなすレナには迷惑でしかなく、ギャルへの小言が多い聖剣の健太郎との相性も最悪で…!?クエストよりおしゃれ命のギャル剣士とカタブツ聖剣が贈る異世界ギャルコメ、波乱の幕開け!
目を覚ますとそこには息を呑むような美少女。そして彼女は、「お兄ちゃーんっ!」と俺に抱きついてきた!誰なんだこの子?いや俺はー。どうやら俺こと蓮杖アキは、事故によって記憶を失ってしまい、萌々と名乗るこの少女は俺の妹なのだそうだ。しかし、記憶を取り戻させるためと俺を襲うのは、過剰なまでの妹の愛!しかも記憶を失くす前の俺は、萌々よりヤバい兄だったようで!?思い出すのが恐ろしい、記憶と絆を辿るドメスティックラブコメ!
リア充になろうと決めた日から、ずいぶん経った。いつの間にか、普通に女の子と話せるようになった。服だって自分で買えるようになった。でも、俺は本当にリア充になれたんだろうか。明日俺は、恋ヶ崎と結婚するーー
夏コミが終わり、学園祭に向け、ギャルゲーを題材にした実写映画を制作することになった俺たち漫研究、ゲームのヒロインに合わせて、小豆ちゃん(幼なじみ枠)、ムラサキさん(お姉さん枠)を出演者として迎え、合宿を行うことに!俺は全ヒロインとフラグが立っている状態で、主人公として告白されることになっているのだが…「ずっとあなたのこと…独り占めできたらいいのに」ぎゅっーって、ムラサキさん!?台本にない演技は刺激が強すぎますよ!でもまあ、恋ヶ崎には東京にいる間、用意したサプライズに感激してもらえて、想いも確かめ合えたし、天罰とか無いよね?
恋ヶ崎と佐倉さんのバトルに終止符が打たれてからというもの、俺に対する恋ヶ崎の反応が何かと可愛い。遠距離で実際には会えないけど、アイツが免許取るって言うから、俺が一緒に合宿で取ろうって話をすると「本当!?いいの!?」って無邪気に喜ぶし、最近始めたラノベ編集のバイトで俺が落ち込んでても、俺のハマってるアニメの話をしてくれて、おまけに励まそうと歌も唄ってくれて…可愛すぎるぜ!そんな中、サークルでの夏コミ参加が決まる。しかも同人誌の販売部数をアニメ研と競うことになるのだが…負けたら長谷川がアニメ研に奪われるって!?ど、どうにかしないと!
おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!で始まった、おまえと俺の協定関係。最初は大変だったよな…おまえは見たいって言ってた萌えアニメを拒絶するし、俺は企画してくれた模擬デートすらこなせないし、この調子で本当に大丈夫なのかって思ったけど、同人誌作ってコミケで売ったり、本気で劇に参加したり。オタクなことも、リア充なことも、なんだかんだやってこれた。でもその全ては、あの協定あっての結果だったと思うんだ。だから今日は協定関係抜きで、おまえに話そうと思う。俺の本当の気持ちをー。
「俺、頑張るよ!も、もし長谷川が本番でセリフ飛んだとしても、なんとかごまかすから!」文化祭のクラスの出し物である劇の相手役を、急遽長谷川がやることになって緊張しまくりの俺。一方、恋ヶ崎の方も憧れの鈴木と同じステージに立つことになって、お互い好きな相手との距離を縮めるチャンス到来だ!!そんな中、長谷川の前に三年前からずっと避け続け、別々に暮らしていたお兄さんが現れる。突然の再会に動揺し、ふさぎこんでしまう長谷川。彼女の秘密を知ってしまった俺は、なんとか二人を仲直りさせたいと思うのだがー。
「オタク趣味の人…?どちらかといえば…嫌い」片思いの相手である長谷川がオタク嫌いであることが判明し、俺はショックを受けていた。長谷川に好きになってもらうためには、俺はオタク趣味そのものをやめるべきなのだろうか?思い悩む俺のことなんてお構いなく、恋ヶ崎はついに二次創作の小説を完成させ、とうとう同人イベントでサークル参加をすることになってしまった。売れっ子のムラサキさんに挿絵まで描いてもらって、はしゃぐのはいいが、そんな簡単に売れるもんじゃないんだぞ…。桜井さんは「怒ってない」と言いながらもずっとよそよそしいし、もう色々どうしたらいいんだ!-。
オタクで腐女子なアタシ柏田あかりは最近、とてもムカついている。理由は三つ上のバカ兄貴だ。アタシの兄、直輝はオタクのくせに高校に入学してから、変に色気づいている。女と二人っきりで買い物に行って、服を選んでもらったりしてるし。この前はお、大人の男女が入るホテルで、女とコスプレしたとか言ってたし!ほ、本当は実在しないんじゃないの?はぁあ!?その女たちが家に遊びに来る!?「初めまして、桜井小豆です!」「恋ヶ崎桃です。確かに柏田に全然似てなくて可愛いわね…」すっごい美人!直輝が変なことしないように、アタシが監視しなきゃ!-。
「なんで、あたしは鈴木君と仲良くなれないのよ!その上、彼女までいるって判明するし…。超不公平!」夏休みが終わり、二学期が始まってから恋ヶ崎桃の機嫌が悪い。マジで最悪。他の人にはそういう態度を見せないくせに、俺にだけブチ切れてくる。鈴木に彼女はいないことを俺が確認してきたのに、信じようとすらしねえ。それより俺は長谷川のオタク疑惑と、桜井さんが俺を気に入っているって噂をおまえに相談したいんだよ。あー、もう!頭に血が上ったからって、なんであんなこと言っちまったんだ俺。「協定関係、なしにしたっていーんだぞ」って。
コスプレイベント以降、恋ヶ崎とはなぜか気まずい状態になり、逆に俺のことを避けていたばすの桜井さんからは、やけに好意的なメールが届くようになった。『柏田君って、桃ちゃんのこと好きなの??』あのギャルな恋ヶ崎のことを好き?絶対ありえねえ!俺が好きなのは長谷川だ。あいつと連絡を取りたかったのは長谷川とのデートが不安だったからで…。結局あいつに頼りっきりだな…俺。鈴木の欲しがってる同人誌を手に入れるために夏コミへ行く?おまえひとりじゃ無理に決まってんだろ!オタクの祭典マジなめんな。仕方ねえから、手伝ってやるよ。
美少女でギャルだけど、オタクになりたい恋ヶ崎とオタクだけど、リア充になりたい俺は協力関係を結んだ。…のだが。なりたいといって、すぐになれる訳も無く、俺は相変わらずダサイらしいし。あいつはあいつで俺の薦めた漫画やアニメは「美少女がパンツ見せてきても、面白くないのよ!」とのこと。そんな恋ヶ崎が急に「女の子のオタク友達が欲しい!」と言い始め、漫画研究部へ。そこで出会った一見地味(だけど巨乳!)な女子と意気投合し、コスプレをするらしい。しかもコスプレ費用を稼ぐためにメイド喫茶で働くことにした!?おまえ男が苦手なのに大丈夫なのか?いろいろ心配なんだが、俺をリア充にすることも忘れんなよ。
高校入学をきっかけに、俺は「隠れオタク」になって、平和な学園生活を謳歌すること、そしてあわよくば、清楚で可愛らしい彼女を作ってリア充になると決めていたーはずなのに。全てはあいつ、恋ヶ崎桃のせいだ。ギャルで、横暴で、スイーツ(笑)、確かに可愛いけど、オタクになんか興味なさそうなあいつを、なんで俺がオタクになるための協力をすることになってんだよ!萌えアニメを見せれば、「ねえ、これいつ面白くなんの?」秋葉原に行けば、「うわっ何なの、このエロい絵とか…」最終的には「マジキモいありえないんだけど!」なおまえがオタクになれるわけねえだろ!あと俺とのあの約束はどうなったんだよ!第2回ネクストファンタジア大賞金賞受賞作。